理事長挨拶

『We have a Dream』
~青年らしく勇猛果敢に行動しよう!常に相手がいることを忘れずに~


第58代理事長
藤田 伸行

プロローグ

 自らが率先して知識と見識を高めイマジネーションを働かせ未来を想像し常に相手がいることを忘れず勇猛果敢に行動しようキラキラ輝くまち「ひらかた」の創造のために

はじめに

 私が、青年会議所活動を始めてから18年が経過し、たくさんの人と出会い語りきれない程の思い出ができました。入会してからの十数年間は、ただただ先輩方の背中をがむしゃらに追いかけていた記憶が懐かしく思います。当時は、自分自身の成長のためだけにJC活動をしていたのかもしれません。しかし、年を重ねるにつれ、社会での責任や青年会議所メンバーとして自分自身の立場を感じ始めました。今まで多くのことを学ばせてくれた青年会議所、たくさんの素敵な出会いの機会をくれた青年会議所に恩返ししなければならないという気持ち、私のように青年会議所を通じてハッピーになってくれる後輩たちの姿が見たいという気持ちが高まってきました。「たかがJCされどJC」。当時の先輩方が、時には泥臭く時には青年らしく喧々諤々会議を重ね行動してきたからこそ、今の青年会議所は存在していると私は考えます。常に相手がいること、無関心ではなく愛情をもって接すること、当たり前のことですが、長年の経験から昨今の青年たちは、その心が希薄になっていると感じます。時代の背景、変革するための目的など根底にあるJC運動も勿論大切ですが、私たちはまちづくりを通じたひとづくりも同時におこなっていかなければなりません。JAYCEEである前に会社や地域のリーダーであるか?青年らしい青年であるか?枚方青年会議所は関わる全ての人々から信頼される団体であり、青年会議所メンバーは信用される個人でなければなりません。自らが率先して知識と見識を高め、全てのメンバーが愛を抱いて夢をもち、イマジネーションを膨らませ、失敗を恐れず積極的に行動すれば必ず社会の未来も個人の未来も変わり、キラキラ輝くまち「ひらかた」の創造ができると確信します。

青年らしい組織の確立

  私が入会した2000年には、全国に約5万人のJAYCEEがいたことを覚えています。人口の減少も原因の一つではありますが、JCしかない時代からJCもある時代と言われ、今では約3万5千人となりました。メンバーの減少は全国でも深刻な問題となっています。まちや国家を良くしたいという目的で、私たちと同世代で活動する団体が増え、青年会議所を選択しない青年が増加したとも考えられます。社会全体としては明るい現象なのかもしれませんが果たしてそれが先輩方の本来創りたかった形だったのかは、私は疑問に思います。40歳までのJCだからこそできる行動力を発揮し、組織をはじめ、様々なことを学び、青年会議所で学んだ後に、地域や教育現場、行政関係団体等でその英知を発揮することが本来のJCの目的であり役割だと考えます。本年で56年目を迎える枚方青年会議所の歴史と今まで培われてきた信頼と付託に全メンバーが誇りをもちJCの魅力を発信するべきであり、その誇りをもって積極的に会員拡大に取り組む必要があります。また、100名拡大という目標を掲げることでLOM一丸となった拡大運動ができると考えます。同時にメンバー一人ひとりが、率先して知識と見識を高め、夢を抱き自己成長を追い求め個人の自立性を確立していただきたいと考えます。そのメンバーが夢を語り、志を移すことで新たな仲間は共感してくれます。また、入会まで達成できなくてもJAYCEEのファンを作ることで必ず私たちの運動への理解が深まると考えます。数は力であり、質は強さであります。脈々と続くこの組織を誰からも期待され信頼される青年らしい組織の確立へと共に導きましょう。

唯一無二の民間外交

 昨年、枚方JCと台湾彰化國際青年商會は姉妹締結50周年を迎えました。恒久的世界平和の実現のために脈々と続いてきた友情や相互理解の深さは全国でも有数の姉妹関係です。本年も互いのメンバー一人ひとりが文化、歴史、伝統を理解し交流の意義を実感できる様に取り組んでまいります。また、2013年度から取り組んできました「GYL育成事業」も本年で6年目を迎えます。昨年のロードマップ改正を機に本年は、今まで培ってきた台湾彰化國際青年商會とのつながりを活かし、より深い民間交流を目指したいと考えます。JCメンバー同士が交流するだけでなくお互いの学生や市民がつながることは、この先の新たな交流として期待されます。また、その機会にメンバー全員が国際社会に目を向け国際感覚を育み2020年の東京オリンピックを自分事と捉えていただきたいと考えます。産・官ではできない唯一無二の民間外交を確立しましょう。

力強い地域の確立

 「力強い地域の絆の確立による魅力あふれる“ひらかた”の創造」~価値ある存在であり続けるために~ これは2012年に策定された創立50周年代運動指針であります。これを踏まえ昨年、創立60周年に向け今までの5年間の運動を振り返り本年からの5年間の私たちが行動していく方向性を示しました。市民の皆様は“ひらかた”に関心はあるものの「手法、手段がわからず行動したくても行動を起こせない」「参加しにくい」。といった現状がアンケート結果等でわかりました。枚方青年会議所はこれからの地域の架け橋として行動し、地域に信頼され必要とされる存在であり続ければならないと改めて感じます。それを踏まえ私たちは、関係諸団体の問題点や上手く発信できていない事業などを調査・研究し意識の高い市民と協働していく必要があります。枚方市の人口比率も高齢化が進んでおり関係諸団体、コミュニティで活躍されておられる地域の先輩方も例外ではなく、各世帯の自治会への加入率も低下しています。昔、私たちが地域の大人に守られ育てていただいたように、今度は私たちが率先して地域の若い大人たちに当事者意識をもってもらうために、安心・安全に暮らすための防犯意識やまちへの関心を呼びかけ行動していかなければなりません。その意識が醸成されれば横のつながり、地域の環が広がり、より力強い地域の絆の確立に近づくと考えます。また、2016年度に作成した「枚方らしさを表した標章・標語」を最大限に活用し、市民の目を青年会議所ひいては枚方市全体へ向け、市民一人ひとりが郷土愛を育むことを期待します。「無関心から関心へ」住みよいまち“ひらかた”を創造しましょう。

夢を抱きムーブメントを起こす

 子供の頃、誰もが夢を抱いたことでしょう。誰もが何か目標をもっていたでしょう。それを私たち世代の大人たちは夢を尋ねられすぐに答えられるでしょうか?目先のことも勿論大切ですが、限られた人生の中での自分の果たすべき役割や、有益な社会を想像している人はどれだけいるのでしょうか?私たち世代が今平和に暮らせているのは、今の社会、日本、“ひらかた”を創ってこられた先達の夢の賜物だと私は考えます。一人ひとりがその日、その時に夢を抱きその夢を実現するために行動してこられてきた結果なのです。私たちも未来の地域、未来の若者が住みよく平和に暮らせる世の中を想像し、夢を抱こうではありませんか。夢を抱いた大人たちが背中を見せれば、子供の規範意識や目標意識は成熟していくはずです。本年は、子供たちだけではなく大人たちも共に夢を抱ける事業を確立し、そこに関わる全ての人の意識を醸成し自分たちのまちは自分たちで創るといったムーブメントを起こしたいと考えます。また、創立60周年を見据え青年会議所メンバー一人ひとりが夢を抱き、そのムーブメントの中枢で率先してイマジネーションを働かせ行動し、全ての英知を集結し情熱を降り注ぐことで、「(仮)ドリームフェスタ2018」の開催を実現したいと考えます。私が思う市民意識変革とは、イベントを通じて子供から大人まで共感するからこそ感動があり、分け隔てなく汗を流すからこそ「絆」や「笑顔」も生まれ、それを感じた人々が心の琴線に触れるからこそ意識や行動は変わるのです。全ての人の夢を集約しキラキラ輝く未来とハッピーで溢れるまち“ひらかた”の創造のために全力で取り組みましょう。

「変わらない」ために「変わる」協働運動の確立

 枚方フェスティバル協議会も発足から約15年が経ち、先輩方が創られ繋げてこられた成果から今では「産・学・官・民」が協働し「文化・歴史・伝統」を、一年を通じてしっかり協議・発信できる協議会へと定着しました。しかし、昨今の企業からの協賛金の状況やボランティアの人数などから鑑みると、まだまだ発信できていない現実を受け止め、私たちだけではなく協議会全体が問題意識・危機意識をもつべきです。多くの企業や市民の皆様に共感していただくためにも先輩方の創始の精神に立ち返り歴史を紐解き、今の“ひらかた”のニーズを捉え時代の流れに即した運動を展開していかなければなりません。「5年一昔」から今は、「3年一昔」と時代の流れは急 に変化しています。変わらないためにも変わり進化していくことが求められており、関わる全ての皆様が当事者意識をもち10年、20年と、この協議会が持続されていくためにも、私たちは勇猛果敢に問題解決に取り組むべきなのです。また、主催事業である「枚方まつり」も毎年約10万人の来場がある夏の終わりの風物詩として定着いたしました。パレードや企画内容などまつり全体でみますと今まで培ってきた経験からまさに笑顔あふれる「つながり」を確立した成熟したまつりへと進化しています。本年は、更に多くの市民の皆様と共感、協働することが期待されます。より多くの市民に“ひらかた”を感じていただくために、中枢を担う私たちは今一度、まつりのあり方を安全面、公益面などからしっかり協議し英知を集結し行動しなければならないと考えます。また、JAYCEE一人ひとりが誇りと新しい“ひらかた”を創るんだという気概をもち、率先して失敗を恐れずキラキラ輝くまちを想像して欲しいと思います!「変わらない」ために「変わる」協働運動を確立しましょう。

一人ひとりのJAYCEEの魅力と共感を生むJC運動の発信

 市民意識の変革を志す私たちの運動は、常に「運動の対象者である相手」がいることを念頭に置かなければなりません。どれだけ素晴らしい事業を構築しても、それを対象者に伝えることができなければ、本末転倒であり青年会議所の自己満足でしかありません。身近な市民に情報を伝えることは青年会議所メンバー一人ひとりの役割であり、それと並行して組織としても戦略をもって情報を広く発信することが重要であります。SNSやホームページ、広報誌等、様々な情報発信ツールを用いてきた青年会議所でありますが、その媒体を作ることが目的ではなく、あくまでも情報発信の目的は「相手に情報を伝達し、さらにそこから行動を起こしてもらうこと」が目的であることを忘れてはなりません。日常の生活において私たちは、テレビCMやインターネット、口コミなど何かしらの情報を得て、常に行動の選択をおこなっています。自分自身や周りの人達の行動を振り返り、情報のどの部分に興味を惹かれ、その行動を選択したのか、しっかりと分析し、応用しましょう。そして、ただ闇雲に情報を発信するのではなく、誰に、どの世代に何を伝え、どのような行動をおこしてもらいたいのか、明確な意思をもった情報発信をおこないましょう。

全てのJAYCEEが自覚と責任をもち、誰からも信頼される組織の確立

 私たちは、夢を掲げキラキラ輝くまち「ひらかた」を創造する団体として、誰からも信頼される組織でなければなりません。そして、メンバー一人ひとりが、創立56年目を迎える誇りある団体の一員であることに自覚と責任をもつことが重要です。脈々と受け継がれた組織として「守るべきもの」と「進化させるべきもの」をしっかりと見極めたうえで、青年会議所の単年度制の枠に囚われることなく、中期、長期的視点をもって組織の運営方法を常に進化させていかなければなりません。時代の変化に伴って次々と進化、開発される様々なツールに対して、組織運営への応用を検討していきましょう。現状維持は衰退の始まりであります。全てのJAYCEEが自覚と責任をもち、誰からも信頼される組織を確立しましょう。

時代の流れに順応したガバナンスの確立

 組織として信頼されるためには、組織運営の効率化だけでなく、未来を創造する公益性のある団体としての会計の透明化やコンプライアンスの徹底といったガバナンスが必要不可欠です。著作権や肖像権など目まぐるしく変化する社会情勢の中で、誰からも信頼される組織としてしっかりと順応してまいりましょう。そして、効率的で厳格な組織運営について、青年会議所以外のフィールドでも活用していただけるよう、会議運営を通してメンバーに広く伝播していきましょう。夢を乗せた私たちの運動を力強く展開していくために、盤石で効率的な会議運営をおこないましょう。

最後に

 意識が変われば行動は変わる。行動が変わればまわりが変わる。怒るのも笑うのも悲しむのも愛がなければできません。愛を抱き、夢を抱き常に相手がいることを忘れず見返りを求めず行動しよう。自分のために、自分を愛してくれている全ての人のために、そして“ひらかた”のために。一度しかない人生を志高く生き抜こう!毎日に、夢をもとう!

『We have a Dream』